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産後家庭に届けー! 産後ドゥーラさんインタビュー ~家族みんなで笑顔になるために制度を利用してみませんか?~

2023年10月31日(火) 10時00分

みなさん、こんにちは。さよりんです♪わたしは、長女レンちゃんが1歳10ヵ月の時に次女のノンちゃんを出産しました。そして、その年の2022年9月~12月の3か月間は目黒区の産後支援事業である家事育児サポーター(産後ドゥーラ)による支援サービス※1を利用していました。

 初めての年子育児(上の子が2歳の誕生日を迎える前に下の子が生まれた場合、年子となる)では、上の子レンちゃんの赤ちゃん返りや嫉妬が激しく、私も困惑しました。

また、主人も仕事が忙しくワンオペで姉妹のお世話をすることが多い中、産後のわたしを支えてくれた人のひとりが目黒区の産後ドゥーラとして2021年2月から活躍されている井端さんでした。サポート期間中、いつでも明るく優しい井端さんには全面的に支えていただき、我が家はなんとか平和を保つことができました。

産後ドゥーラってどんなサポートをしてくれるんだろう?助成制度って?と気になっている妊娠中や産後のママさんはもちろん、区民のみなさまにもぜひ井端さんへのインタビュー記事を読んでいただければ幸いです。

【インタビュー記事】

目黒区には複数の産後助成制度※2がありますが、産後ドゥーラさんにはどのような特徴があるのでしょうか。

産後のお母様に休息してもらうため、家事、調理、赤ちゃんのお世話、すべてをその時のニーズに合わせて行わせていただきます。お母様がその時なにをしてほしいか、すべてご希望に沿ってさせていただきます。

『今日は寝られていないので、寝たいです』『野菜が食べたい!』『上の子との時間を作りたい』など、様々なご要望に応えられるという点が最大の特徴ですね!

 

井端さんは、どのような経緯で産後ドゥーラになられたのでしょうか。

産後ドゥーラを利用してすごく良かった!という話を周りから聞いたことが最初のきっかけでした。産後はまず初めに受けるケアが必要で、数か月経ってからリハビリ期、取り組み期に続いていきます。養生の時期をサポートするドゥーラに関心が生まれ、また、自分自身が第一子産後、孤独を感じていました。こんなに人と接点がないんだ…。と感じながらも誰にも頼れなくて…。その時はドゥーラのことも知りませんでした。

出産をすると「この先必要だから、お金貯めなきゃ!!」って思うんですけど、(その時は分からないけれど)今が大事!ってことを知っていたら、もっと人に委ねてお金を使おうとか、そこから生まれてくる人との繋がりもあったと思います。子育てはみんなやってるからできるだろう、自分ひとりでなんとかなるだろう、って思っていましたね。

 

自分ひとりでできる!わざわざ助成制度を使ってまで…というママ、わたしの周りにも多いです。そのあたりの認識がうまく変わっていくといいですよね??

家事育児ってすごく大変な仕事なのに『誰もが無料でやるもの、家事育児は母がやって当たり前』って感覚を持ちがちです。けれど、誰もがもっと気軽に、胸をはって利用してほしい。ママたちもパートナーも社会も認識を深められるといいですね。

さよりんさんが『自分と家族みんなが笑顔でいるためにサポートを使いたい』と産前に仰っていて、本当にそういう風に考えてもらえると嬉しいと思います。

 

遣り甲斐が大きい分、ドゥーラのお仕事って大変じゃないですか?!

新しく人に出会ってそのご家庭に入っていくという仕事の大変さはあるのですが、有難いことにみなさんとても気持ちの良い方ばかりで楽しんでサポートさせていただいています。特にワンオペの第一子の方には本当に共感しかない!!ワンオペの方も実に多くいらっしゃいますからね。

また、困っている人だけ、第二子や第三子じゃないと利用しちゃいけないのかな…?というマインドは本当に取り払っていただきたいです。第一子から利用するとさらに良さを分かっていただけるのではないかと思います。ニーズは変わってくるので第二子以降もどんどんどんどん利用していただきたいです。ドゥーラに赤ちゃんを預けて、寝る、自分の作業をする、ネットサーフィン、ドラマを見る等、とにかく自分の時間を作ることに使ってもらえたら嬉しいです。

 

産後ドゥーラによる利用費助成制度は22年4月から開始されたばかりですので、これから広まっていくことを願うばかりですね! 
最後に一言メッセージをお願いします。

『わたし、本当に産後のママが好きなんです。すごく大変だし、余裕もなくなりますけれど、自分のこころ、カラダ、自分の棚卸しをする時期ですよね。産後ママという尊い存在の側にいられるお仕事がすごく好きなので、この先もずっとドゥーラを続けたいと思っています。何も否定しないし、すべてを受け止める。医療的なことはできないけれど、相談はできる。今日はどんなサポートをさせていただけるかな♪と、産後女性とお子さんにお会いできることを毎回楽しみに訪問しています。

 

インタビューを通して、わたしも改めて産後ドゥーラさんに身を委ねて良かったなと思うことができました。サポート中、井端さんと他愛のないおしゃべりができることがわたしは何よりも楽しみで、素敵な思い出もたくさんできました。

時には子供たちの機嫌が悪く、井端さんとのおしゃべりすらままならないような日もありましたが、井端さんがそこにいてくださるだけで孤独にならずに救われました。

 

人やサービスに頼ることの大切さをお互いに実感し、共感しあえた貴重なインタビューとなりました。

(編集委員:さよりん)

 

※1 家事育児サポーター(産後ドゥーラ)利用費助成事業

※2「目黒区では、妊娠から出産、産後は、どんなサービスを受けられますか?」

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