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咽頭結膜熱(プール熱)が流行していますのでご注意ください。
咽頭結膜熱(プール熱)は、主に夏に小児を中心に流行する感染症ですが、都内の小児科定点医療機関からの第40週(10月2日から10月8日まで)における患者報告が定点当たり2.11となり、都全体としての警報基準に達しました。第45週(11月6日から11月12日まで)現在も定点当たり3.48で警報レベルが継続しています。
【咽頭結膜熱(プール熱)とは】
アデノウイルスによる感染症です。主に夏に小児を中心に流行する感染症です。プールでの感染があることから「プール熱」とも呼ばれます。最近の傾向として、冬季にも小流行がみられることがあります。
【主な症状】
39℃前後の発熱、咽頭炎(のどの痛み・発赤など)、結膜炎(目の充血、めやになど)などの症状を呈します。頻度は高くありませんが、重症化した場合は肺炎などを合併することがあります。
【感染経路】
感染力は非常に強く、患者の咳やくしゃみなどのしぶきに含まれるウイルスによって感染(飛まつ感染)、あるいは、ウイルスが付着した手やタオルなどの患者が触れたものを介して感染します(接触感染)
【感染予防のポイント】
アルコールは効きにくいため、こまめに流水とせっけんによる手洗いや、咳やくしゃみをするときは口や鼻をティッシュ等でおおう等の咳エチケットが大切です。
また集団生活でのタオルの共用避けることが望ましいです。