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わたしの出産エピソード -NICU入院を経験して-

2022年10月12日(水) 15時00分

みなさんこんにちは。さよりんです。

ようやく気持ちのよい風が吹くようになり、気がつけば秋の到来ですね。

実は今年の夏、我が家に新しい家族が増え、わたしは次女となる女の子を出産しました。

本日はわたしが出産の時にNICUで経験した出来事をお話したいと思います。これまでわたしの記事に登場していたのは長女のレンちゃん(2歳)でしたが、本日の記事の主人公は生まれたばかりの次女ノンちゃん(0歳3ヵ月)です

■NICUに入院するまでの経緯

2年前の夏に長女のレンちゃんを出産していた経産婦ということもあり、担当の先生も産まれるのはおそらく予定日頃かな~?と予測していました。ところがのんびり屋でマイペースなノンちゃん。予定日を1週間ほど超過し、40週と6日目の朝にようやく産まれてきてくれました。「経産婦さん、二人目は早いからね~」という話を聞いたことのあるママも多いかと思いますが、早いのというのは分娩時間のことであり予定日ではないそうなので、ご注意です!

また、初産婦さんでも臨月に入ればいつ何時産まれてもおかしくない時期のため、入院荷物の準備は万全にし、お出かけもできるだけ近場にするなど、行動範囲には気を付けたほうがよいでしょう。

 

さて、予定日こそ超過したものの妊娠経過もお産も安産で順調だった為、ホッと一安心。そんな矢先、産まれた翌日にノンちゃんが急遽NICUに入院することが決まりました。

以前にドラマや漫画などで目にしたことはあったものの、まさか自分の娘がNICUに入ることになるとは思わず、とてもびっくりしました。ただ、二人目だったのでわたしの気持ちにはその事実を受け入れる余裕がありました。二人目の母のメンタルは強し!!ですね。

■NICUでの入院生活

まず、みなさんはNICUとはなにかご存知でしょうか。

「Neonatal Intensive Care Unit」の略で新生児集中治療室のことです。産まれた直後、赤ちゃんになんらかの異常があった場合には、専門の先生や看護師さんが24時間体制で治療やお世話をしてくれます。

結果的にノンちゃんは『新生児嘔吐』という診断で1週間の入院となりました。先生によると大病院では、ひと月に2~3人ほどいる珍しくない症状だそうで、原因は分娩時にノンちゃんの身体にかかったストレスだったようです。どの赤ちゃんも多少のミルクの吐き戻しはしますが、ノンちゃんの吐き戻しはまるで噴水のようでカラダに水分がうまくとりこめず、危険な状態に陥っていました。

そして、実際に目の当たりにしたNICUでの入院生活は痛々しいものでした。点滴、胃管気管チューブなど、生まれてまだ間もない小さな体にたくさんの管が繋がれているのです。

ある時、ノンちゃんがモゾモゾと動いて点滴が外れ出血してしまいました。痛かったのかノンちゃんは大泣きしていました。看護師さんがすぐに処置して下さいましたが、親としては見ていてとても辛かったです。

また、NICUでは細菌から赤ちゃんを守るために完全消毒が徹底されており、自動ドアのボタンさえ手では触れていけず肘や手の甲を使います。物に触れる度に消毒をし、毎回専用の手袋やエプロンをしておむつ替えや保湿を行いました。普通の新生児室以上に配慮する必要があり、産後フラフラの身体で慣れない環境には神経を削りました。

■退院とその後わたしにできることを…

通常であれば母子ともにめでたく退院となりますが、慎重な経過観察が必要だったため、ノンちゃんのほうが2日遅れての退院となりました。わたしは完母で育てたいと思っていたため、ノンちゃんの入院中は自宅で搾乳した母乳を冷凍し、病院に届けました。手動の搾乳器を購入したことをきっかけに、自宅でも簡単に搾乳ができるということを知り、わたしにもなにか貢献できることがあればいいなという思いから「母乳バンクのドナー登録」をしました。寄付した母乳は、全国の母乳を必要とする早産・極低体重児の命を繋ぐために使われています。

■NICUの入院費用

 入院中、特別な治療を受けて入院費がどれだけかかるのかとても心配になりましたが、目黒区の「子ども医療費助成制度」を利用することにより費用を抑えることができました。

※詳細については下記のリンクをご覧ください。

子ども医療費助成制度

 

■NICUでの入院生活を振り返って…

今回、もしも一人目だったら産後ボロボロのカラダとメンタルにあまりにも急な状況をすぐには受け入れることができず、さらにはコロナ禍で家族との面会も自由にできず、辛くて毎日号泣していたかもしれません。万が一、この記事を読まれた皆さまが同じような状況になることがあれば、少しの予備知識があるだけでも心理的な不安が減るかもしれません。わたしの経験がひとりでも多くのママの参考になれば幸いです。

 

その後、ノンちゃんは毎日お腹いっぱい母乳を飲んで順調に回復し、先生も驚くほどすくすくと元気いっぱいに成長しています。わたしの産後の経過も非常に順調で、今現在は目黒区の産後ケアサポートをフル活用して、二人自宅保育の真っ最中です。

今後は、目黒区の産後ケアサービスに関して実体験レポートを発信していきます。楽しみにしていてください

 

 

(編集員:さよりん)

 

 

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