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2020年04月01日(水) 00時00分
長年編集員をしている2人のお子さんが、4月に1年生になりました。この3か月の様子ををレポートしてもらいました。
入学当初は、ランドセルだけがやたら大きく見えていたけれど、今はちょっとたくましくなって どこから見ても幼稚園児ではなく小学生になりました。
入学前は、 友だちできるかな ←同じ幼稚園からは誰もいないから、
一人で学校行かれるかな、先生の指示についていけるかな ←幼稚園の先生はゆっくり話してくれたから、
みんなが平仮名スラスラ書けちゃったらどうしよう ←自分の名前だけは読める程度だから などなど、
幼稚園入園前とは比べられないほど、親は心配事がたくさん。
でもそれを見せては子どもが不安がるので、親はどっしりと構えて、 「大丈夫、行ってらっしゃい、もし困ったことやわからないことは先生に訊くこと、お母さん、お父さんにも言ってね」とだけ言って、小さな背中を送り出しました。
今まで幼稚園では一番大きい存在だったのが、小学校に行ったら一番小さくなるわけで、たくさんの上級生に圧倒されつつも休み時間には一緒に遊んでもらったり、登下校に声をかけてもらったりしているようです。
また幼稚園では毎日お弁当だったのが、給食になり、食べず嫌いな面があるので心配していましたが、 「ぼく、椎茸と、ほうれん草食べた!」 と家では絶対に口をつけないものも食べ、毎日残さず食べてるよ、と得意そうに報告してくれます。
そして初めて、ちゃんと鉛筆を持って、平仮名の練習。小学生になった喜びが、意欲に変わったのか、一生懸命宿題にも向かっています。
私も今一度、平仮名のおさらいを兼ねて、横で一緒に字を書いています。
彼にとって、何もかもが幼稚園と違って、新鮮な世界なのでしょう。そしてやる気満々で学校に行く姿を見て、ふと、これは幼稚園という小さな社会で得た小さな経験の積み重ね――友だちとの関わり、たっぷり遊べたこと、課題への取り組み、先生から受けた温かい愛情、基本的な生活習慣の確立などなど――が、彼自身のなかで満たされたものとなって、花を開いたのかな、と思いました。
4月から生活が一変したわけなので、まずは、学校に元気に行くことが第一優先。新しい習い事は生活に慣れてから始めました。
疲れのサインを見逃さず、早寝早起き朝ごはんを欠かさずに毎日を送っています。
これからも、『初めてのこと』にたくさん出会うわけですが、幼稚園時代のそれとは違って、『自分で何とかしてみよう』という力がついているように思います。
親は大股一歩後ろへ退き、見守っている存在となりました。 (レポート・男の子ママ)
今までは2歳下の次女と一緒に幼稚園の登園をしていたので 小学校と幼稚園にそれぞれが通う、という生活も 我が家にとっては初めての経験です。
4月は姉妹それぞれの保護者会や面談に加え、 長女の登下校の付き添いで、予定の調整がとても大変でした。
幸い近所に同じ小学校、幼稚園に通う、同じ年齢構成の きょうだいがいる友人がいたため、 幼稚園、小学校の用事を分担したりして なんとか乗り切りました。
新学期、学校行事はどうしても重なりがちなので 友人ママと分担したり、学校や園に相談したりして 1人で悩み過ぎないのが、きょうだいを持つママが 穏やかに新学期を迎える秘訣かな、と思いました。
数週間の登下校の見守りを経て、 はじめて子どもたちだけで学校へ行く後ろ姿は 大きなランドセルを背負う後ろ姿が 頼もしくみえて、なんとも言えず さみしくて、嬉しい瞬間でした。
とはいえ、登下校こっそり後をつけたら 反対側の道路からでも歌声が聞こえたり 誰かが走り出してみんなが追いかけたり。 ヒヤヒヤする場面もありました。
また、いつまでたっても帰ってこないで 探し回ったら近くの池でアメンボをとっていて 大声で叱ってしまった、ということも。
小学生になる準備として、身辺自立や 挨拶やトイレなどの生活習慣に気を取られていましたが 今一度、交通ルールや登下校時の約束を確認しておくことは 子どもの安全に直結する、最優先事項といっても いい位大切な事だと思いました。
娘は上級生のお兄さん、お姉さんに面倒をみてもらい 授業中も放課後もたくさん遊んで 心から学校生活を楽しんでいるようです。
親の立場からすると、正直一年生とは こんなにも勉強をしないものか、という 驚きも隠せませんが、まずは学校が楽しいところで お友達と皆で遊んだり、何かを創りあげる経験を通して 明るくたくましく育っていって欲しいな、と思います。 (レポート・女の子ママ)
一人で登校し始め、まさに「はじめの一歩」を踏み出したばかりの子どもたち。「ワクワク!」そして「・・ドキドキ・・・」でしょうね。 そんな入学したての頃はもちろん、長い学校生活の中でお子さんの様子に「あらら?」と感じることや、お子さん自身から何かしらのサインが出てくることもあるかもしれません。また、自分自身の子育てにちょっと不安を感じるようなことも・・・ そんな時、今の学校の現場には、先生とは異なるスタンスで子どもたちを見守っているスクールカウンセラーさんがいることを覚えておくと良いかと思いますよ。 せっかくの学校生活。パパもママも一緒に充実できると良いですね。